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聖書研究:神の救いを信頼する

聖書研究:神の救いを信頼する

By Admin — 2025年9月11日

主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙していなさい。(出エジプト記 14:14)

私たちの忙しく、しばしば混乱した生活の中で、私たちは圧倒され、無力に感じるような多くの困難に直面します。仕事や人間関係、個人的な悩みの重圧が私たちを押しつぶし、絶えず困難に立ち向かっているように感じることがあります。そのような時、私たちは自分ひとりで問題に立ち向かわなければならないと思い込んでしまいがちです。しかし、出エジプト記14章14節の御言葉は、神が私たちの守り主であるという深い真理を思い出させてくれます。

この節は、イスラエルの民にとって重要な場面で語られました。彼らは紅海と迫り来るエジプト軍の間に追い詰められ、恐れと絶望に満ちていました。彼らは必死になってモーセに叫びましたが、モーセは神が彼らのために戦ってくださると約束して励ましました。神は彼らに自分の力で何とかしようとすることを求めたのではなく、神の力と臨在を信頼するように求められました。彼らの役割は黙して、あわてて行動することをやめ、神が彼らのために働かれるのを待つことでした。

現代に生きる私たちは、常に努力し、苦闘しなければならないと感じ、自分の力だけで状況を変えられると信じがちです。困難に直面すると、つい自分で何とかしようとしたり、自分を守ろうとしたり、声を上げたくなります。しかし、この節は、信仰と委ねに根ざした別の生き方に私たちを招いています。

黙していることは、何もしないことや受け身でいることではありません。それは神の主権に安らぐことです。神のご計画を信頼し、神に働いていただくために一歩引くことへの招きです。それは静かな黙想や祈りの時を持ったり、神の約束を思い出すために立ち止まったりすることかもしれません。静けさの中で、私たちは神の声に心を開き、嵐の中を導いていただくことができるのです。

今日、あなたが直面している戦いを考えてみてください。自分の力で立ち向かおうとして、圧倒されていませんか?神はあなたの不安や恐れを手放すように招いておられます。たとえ結果が見えなくても、神はあなたのために戦ってくださると約束されています。

この力強い約束を心に留めて、心配やコントロールしたい思い、すぐに反応したい衝動から静けさを実践しましょう。その中で、私たちは信頼を育むことができます。たとえ見えなくても、神が働いておられることを思い出しましょう。

今日、「静まって、わたしこそ神であることを知れ」(詩篇 46:10)とあるように、しばし立ち止まりましょう。私たちの戦いを神に委ね、神が私たちのために戦ってくださると確信しましょう。静けさの中で、神の変わらぬ愛と誠実のうちに力と平安、確信を見いだすことができます。神を信頼しましょう。神はいつも私たちのために働いておられます。