聖書研究 神の誠実

By Admin — 05 Sep 2025

しかし、主は真実であって、あなたがたを強くし、悪い者から守ってくださいます。（テサロニケ人への第二の手紙 3:3）

不確実さが支配するこの世にあって、私たちの神が真実であることを思い出すのは慰めとなります。使徒パウロはテサロニケ人への手紙の中で、神の真実は単なる概念ではなく、約束であると私たちに思い起こさせます。それは確信と安全を伴う約束です。神は私たちの霊的成長に尽力されるだけでなく、敵の罠から私たちを守るために積極的に働いておられます。

真実は神のご性質の礎です。私たちが真実について考えるとき、自分の人生の中の例を見ることができます。困難な時も共にいてくれた人々、苦しみの時に支えてくれた友人や家族を思い出してください。彼らの忠実さと揺るがぬ支えは、平安と確信をもたらします。その気持ちを千倍にして考えてみてください。神の真実はそれ以上です。神は単なる友ではなく、私たちの創造主であり、支え主であり、守り主なのです。

私たちの日々の生活の中で、信仰を揺るがす様々な試練に直面します。仕事のプレッシャーや家族の責任、社会の期待などで、圧倒され、弱く感じることもあります。聖書にあるように、悪い者はこうした疑いや恐れを利用しようとします。彼は「あなたは一人だ」「あなたの苦しみは乗り越えられない」と嘘をささやきます。しかし、ここにこそ神の御言葉の真理が救いとなるのです。

神はあなたを強くしてくださいます。これは、あなたを堅い地盤に立たせ、しっかりとした土台を与えてくださるという意味です。人生の波がどんなに荒れても、神のうちにあってあなたの足元は確かです。神はあなたの人生の中で働き、形造り、導き、これからの備えをしてくださっています。

さらに、神は悪い者からあなたを守ってくださいます。これは深い約束です。私たちが神に従うとき、神の大いなる守りの中にあります。神は敵の策略をご存知であり、私たちを害から守る力を持っておられます。試練が全くなくなるわけではありませんが、私たちが一人でそれに立ち向かうのではないという確信が与えられます。神の臨在が共にあり、必要な時に力と知恵、平安を与えてくださいます。

今日一日を歩む中で、この真理をしっかり握ってください。「神は真実である」。このことがあなたを深く神に信頼させ、神の約束により頼む力となります。疑いの時には、神があなたを強くし、守っておられることを思い出してください。これほど真実な神があなたの味方なら、どんな困難にも立ち向かうことができます。神の真実のうちに堅く立ち、どんな嵐の中でもそれをあなたの錨としてください。