聖書研究 感謝の心の力
By Admin — 2026年2月11日
私たちの忙しく、しばしば困難な世界では、不平や論争の罠に陥るのはあまりにも簡単です。仕事や人間関係、日々のちょっとした不便についてであっても、否定的な思いが心と考えに入り込み、私たちの視点を曇らせてしまいます。使徒パウロはピリピ人への手紙の中で、私たちにシンプルでありながら深い命令を与えています。「すべてのことを、つぶやかず、疑わずにしなさい」(ピリピ2:14)。
困難に直面したとき、最初の反応が苛立ちではなく感謝である人生を想像してみてください。パウロはこの命令を書いたとき、牢獄にいて、私たちの多くが想像もできないような困難に直面していました。それでも彼は、困難な状況における私たちの態度が自分自身の経験を形作り、周囲の人々に影響を与えることを理解していました。彼は状況に気分を支配させるのではなく、神の善とこれからの使命に目を向けることを選びました。
私たちがつぶやくとき、実際には自分の状況が神よりも大きいと宣言しているのです。今日の試練が昨日の祝福や明日の約束を覆い隠すことを許してしまいます。この考え方は自分自身だけでなく、私たちの反応を見ている人々にも影響を与えます。論争や不平を言うと、不満の雰囲気を作り出し、それが伝染することもあります。しかし、感謝の心で応答するとき、私たちは希望と励ましの通路となるのです。
自分自身の人生を考えてみてください。不平が習慣になっている分野はありませんか?例えば、職場でストレスが仕事や同僚への不満につながっているかもしれません。あるいは、家庭内で意見の違いが論争に発展しているかもしれません。パウロの教えは、単に否定的な言葉を避けることだけではなく、あらゆる状況の中に神の御手を認める感謝の心を育てるよう招いているのです。
この原則を実践するための一つの方法は、毎日感謝することを習慣にすることです。毎晩、その日を振り返り、感謝できることを三つ書き出してみましょう。このシンプルな行動が、何が間違っているかではなく、何が正しいかに目を向けるようにあなたの視点を変えてくれます。
さらに、感謝はしばしば感情ではなく、選択であることを覚えておきましょう。困難な時には感謝の気持ちが湧かないかもしれませんが、状況に関わらず感謝を表すことを選ぶことができます。そうすることで、私たちは神の御心に自分を合わせ、神の平安を心に招くことができるのです。
一日を過ごす中で、不平の思いを賛美に置き換えるよう自分に挑戦してみてください。批判ではなく、励ましの言葉を語る機会を探しましょう。そうすることで、神の命令に従うだけでなく、キリストの光をこの世に映し出すことができるのです。
すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行い、私たちの人生が信仰にある喜びと平和の証しとなるよう努めましょう。